ブログ

大人の矯正治療、どんな流れで行うの?それぞれの期間や生活するうえでの注意点

大人の矯正治療

矯正治療は、何歳からでも始められることができ、大人の方でも十分にきれいな歯並びを目指すことが可能です。

今回は、大人の矯正治療の流れと、それぞれ治療の段階における生活上の注意点について紹介していきます。

初診、カウンセリング

歯医者でカウンセリング

患者さんから現在の口元の悩みなどを伺い、矯正治療が必要な状態かを確認します。治療が必要であれば、治療計画・期間・費用の大まかな説明を行います。治療に対する疑問・不安などがあればお気軽にご相談ください。

精密検査

口内・顔の写真撮影、レントゲン撮影、歯型とり、噛み合わせ状態の確認を行います。精密検査はご希望があれば初診・カウンセリング当日に続けて行います。

診断、治療計画の説明

初診から2~3週間後、精密検査の結果を元に詳しい治療計画・期間・費用の説明を行います。

矯正装置の取り付け

歯列矯正

歯に矯正装置を取り付け、いよいよ矯正治療がスタートします。動的治療(歯を動かして治療すること)期間は症状によりますが2~3年間です。矯正装置を付けている間は1ヶ月に1回の通院していただき、歯の状態を確認しながら装置の調整を行います。

治療中に装置の破損・変形があった場合はすぐにご来院ください。放置すると口内を傷付ける恐れや治療の妨げになる恐れがあります。歯が順調に動いてくるとワイヤーの先端がわずかに飛び出してくることがあります。この場合も口内を傷付ける恐れがあるためご来院ください。

粘着性の高い食べ物(もち・ガム・キャラメルなど)や前歯で噛みちぎる食べ物(骨付き肉・トウモロコシの丸かじりなど)でも装置が破損・変形しますので、できれば控えるようにしてください。

歯みがきの指導

歯みがきイメージ

矯正装置を付けている時は、今までのように歯磨きをしていると磨き残しが多くなります。矯正装置を取り付けてから1週間後位の慣れた頃に歯磨き指導を行い、矯正装置を付けている時の歯磨きの仕方をお伝えし治療中の虫歯・歯周病を予防します。

ご自宅での歯磨きでは普通の歯ブラシの他に、ワイヤーと歯の間を磨くブラシ(歯間ブラシ・ワンタフトブラシ)、ブラケット周辺を磨くブラシ(子供用のヘッドが小さな歯ブラシ・ワンタフトブラシ)を用意すると隅々まで汚れを落とすことができます。

保定期間

動的治療期間が終了し矯正装置を外した後は、歯並びが元に戻らないように保定装置をつけて保定します。保定期間中は3ヶ月に1回程度の通院が必要です。ご自宅で保定装置を決められた時間装着できないと歯並びが崩れるため気をつけましょう。