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お子さんの食育とデンタルケアにお悩みの方へ

歯を大切にすることのメリット

食事する男の子

歯を大切にすることは、全身の健康につながります。

きちんとものを噛んで食事ができることは、体に必要な栄養を摂取することができるということ。また、噛み砕くことで消化しやすい状態にできるということ。歯の調子が悪く栄養が偏ると、糖尿病や骨粗しょう症などにかかる恐れがあります。

さらに歯は発音にも大きく関係し、コミュニケーションを取ることにもつながっています。

「乳歯はいずれ抜けるから多少虫歯になっても大丈夫。」

この考え方は間違いです。

乳歯の虫歯の進行は大人より早く、あっという間に歯を失ってしまいます。すると、失った歯のスペースに隣の歯が寄ってしまい、永久歯が生える時に歯並びが悪くなってしまうのです。歯並びの悪さは見た目の問題だけでなく、虫歯・歯周病のリスクが高くなったり、頭痛や肩こりを引き起こします。お子さんの乳歯は将来の健康にもつながっているのです。

いつから歯医者に通うべき?

子供と歯医者

乳歯が生え始めたら(3~9ヶ月頃、下の前歯から生え始めます)、歯のトラブルや相談がなくても一度歯科医院で診てもらいましょう。お子さんのお口の中の状態のチェックを行い、これからの歯のケアの仕方などをお伝えします。

歯が生えてきたということは、虫歯との長い戦いが始まります。乳歯は歯質が弱く歯の厚さも大人の歯の半分しかないため、あっという間に虫歯が進行します。定期的な検診を受け、お子さんの歯を守りましょう。

おやつの食べ方について

スイートポテト

お子さんにとっておやつは捕食の意味があり、生活の楽しみであると同時に体にとって大切なことでもあります。しかし、おやつの食べ方に気を付けないと虫歯リスクが高まってしまうのです。

ポイントは、「おやつの回数」と「口の中にものが入っている時間」です。

口内は唾液によって中性に保たれていますが(このはたらきを緩衝作用と言います)、ものを食べると酸性になります。歯の表面は酸性に弱く、溶けだしやすい状態(=虫歯になりやすい状態)です。いかに口内が酸性になるのを防ぎ、酸性になった時はいかに早く緩衝作用によって中性に戻せるかが大切です。

おやつの時間を決める

1日の中でおやつは10時と15時、というようにおやつをたべる時間を決めましょう。お腹が空くたび・ぐずるごとにちょこちょこと食べさせると、唾液によって中性になる前に再び酸性になる状態が繰り返され、常に虫歯になりやすい状態が続いてしまいます。

おやつ1回あたりの時間を決める

1回分のおやつを食べきる時間を決めましょう(1回15分など)。同じ量のおやつでもダラダラと食べ続けると口内の酸性状態が続き、虫歯になりやすくなります。