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お子さんの矯正、いつから始める?どんな方法がある?

歯並びが悪いことのデメリット、矯正のメリット

子供の歯列矯正

歯並びが悪いことのデメリット

デメリットの1つ目は、歯が重なっている部分など構造的に複雑なところの磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなることです。歯並びが複雑になるほど普通の歯ブラシのみではキレイに磨けず、ワンタフトブラシやデンタルフロスなどを用いて掃除をする必要があります。

2つ目は、咬み合せが悪いことで肩こり・首こり、頭痛、めまいなどを引き起こすことです。咬み合せが悪いと頭蓋骨のバランスが崩れ、その崩れた状態で体のバランスを保とうと筋肉が緊張することで体全体にも不調が起こります。

矯正のメリット

メリットの1つ目は、体全体が健康になることです。先程ご紹介したデメリットが克服できるばかりでなく、きちんとした咬み合わせでものを噛めることは、体に必要な栄養を摂取できることを意味します。栄養の偏りはあらゆる病気を引き起こします。また、噛み砕いて食べることで消化しやすい形となり、胃に負担をかけずに済むことからも体全体の健康につながります。

2つ目は、見た目のコンプレックスが解消され自分に自信がつくことです。口元は話す・笑う・食べるなどさまざまなシーンで目についてしまうもの。口元の美しさに自信が出てくると、明るく積極的になる方が多いように感じます。

子供の矯正の流れ、何歳ごろでどんなことをする?

子供の歯列矯正

子供の矯正には1期治療と2期治療があります。

1期治療は5~11歳頃に行うもので、顎のバランスを整えること(顎が狭い、受け口など)を目的としています。この時期の子供は顎の発達が顕著であり、顎から矯正を行える唯一の時期です。1期治療でバランスを整えることができると2期治療が不要になる、または、軽い治療で済むこともあります。顎が狭い場合は、あごの幅を拡大するプレートを歯に装着します。受け口の場合は、上下の顎の成長を促進・抑制するための装置をヘルメットのように頭からかぶります。

2期治療は12歳前後から行うもので、歯並びや咬み合せ・見た目などを整えることを目的としています。ワイヤーを使ったブラケット矯正や裏側矯正、マウスピース矯正などで直接的に歯を動かす治療です。

どんなタイミングで治療を開始すべき?

子供の歯列矯正

矯正が必要な歯並びでも2期治療(12歳前後~)のみで治るもの、1期治療(5~11歳)から始めた方が良いもの、さまざまです。お子さんの歯並びや咬み合せで気になることがあるならば、5~6歳頃になったら歯科医院の受診・相談をおすすめします。