拡大鏡

レーザー治療Q&A

Q レーザー治療は痛くないの?

全く痛くないというのは、言い過ぎかもしれませんが、ほとんどの患者さんたちは「痛くない」と言われます。 身体に光のエネルギーを照射した場合、「熱い=痛い」と感じます。 当院のレーザー装置は、とても大きなエネルギーの光を、約10000分の数秒という、とても短い時間で、瞬間的に出すことが出来ます。 ですから、熱さを感じないまま、治療をすることが可能なのです。でも、ほんの一瞬照射されるだけなので、痛みを感じることなく「ムシバ菌」や「歯周病菌」を一瞬にしてやっつけてしまうのです。 しかしながら、レーザーを「熱くないよう」「痛くないよう」安全にコントロールして使うことが出来るようになるにはトレーニングが必要です。 当医院のスタッフは、レーザーのトレーニングを受け、安全で有効にレーザー治療を行うことができますので、安心してください。

Q レーザー治療には副作用はないの?

電気メスは身体に電気を通しますが、レーザーは身体に電気を通しません。 ですから、心臓に持病のある方やペースメーカーを使用されている方、高血圧の方、妊娠中の方でも安心して受けることができます。 レーザー光線を歯や歯肉に照射すること自体には、副作用はありません。 しかしながら、光過敏症や光アレルギーの方は適応外となります。 まずは先生ときちんと相談して、治療に望むことが大切です。

Q レーザー治療でどうしてメガネをするの?

レーザー治療をするにあたって、まずはじめに当院では「保護メガネ」を着用していただきます。 レーザーは高いエネルギーをもった光ですので、万一、この光が直接眼に入った場合、 眼のレンズ(水晶体)を通して網膜に焦点を結び、網膜に障害をおこしかねません。(下図参照) この危険性を回避するために、当院では「レーザー専用保護メガネ」の着用を義務としています。 また、当院の保護メガネは「99.999%」レーザーの光をカットする特殊なメガネですので、安心して治療に望んでください。 世界の医療で使われているレーザー装置には、必ず眼の保護をする「専用のメガネ」があり、このメガネの着用なしにはレーザー治療は行なえません。

レーザー治療でどうしてメガネをするの?

Q 放射線(X線)のような有害性はないの?

放射線とは全く違う光ですので、心配いりません。 レーザーを繰り返し使うことで、身体に有害な影響がでることはありません。 また、レーザー光は「光ファイバー」というとても細い導光ファイバー(200μ~600μ) を通って患部に照射されます。ですから、正常な部位に影響のでないよう治療することができるのです。 加えて、歯の根っこの治療(根管治療)など、細かい治療にも使うことができるのです。 ※1mm = 1000(μ)です。

Q レーザー治療は一度すれば、一生有効ですか?

レーザー治療は虫歯や歯周病などをほとんど痛みを伴わずに、治療・予防する優れた治療ですが、一生有効という治療方法ではありません。 どんなにレーザーで歯や歯肉を強化しても、毎日の歯磨きなどのお手入れを怠っていると、お口の中は再び虫歯や歯周病にかかりやすくなります。 ですから、定期的にレーザー照射をして、歯周病菌や虫歯菌を少ない状態に保つ必要があるのです。 人によってレーザー治療の期間は、体の状態、口の中の状態によって様々です。 先生と相談をして、定期的な予防を心がけましょう。