インプラント治療
病気や不慮の事故によって歯を失ってしまった時、もう一度しっかり噛めるキレイな歯を取り戻したいと思われる方が非常に多いです。
失った歯の機能を回復させるための選択肢は、入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントと、いくつか存在します。
その中でもインプラント治療は残っている他の健康な歯に負担をかけることなく、失った歯の機能と見た目を、天然の歯に最も近い状態に回復させることができる画期的な治療法です。
当院がインプラント治療に携わるようになってから38年以上の歳月が流れました。
長い経験の中で一貫して追求してきたのは単に人工の歯を植えるということではありません。
- 精密な診査・診断に基づく「安全性」
- 治療への恐怖心を取り除く心と身体に優しい「快適性」
- お口全体の調和を考え長期にわたって安定して機能し続ける「永続性」
この三つを高い水準で実現することこそが私たちの責任であると考えています。
このページではインプラント治療とはどのようなものか、そして患者様に心から安心して治療を受けていただくための当院のこだわりと取り組みについて詳しくお話しさせていただきます。
歯を失った状態を放置するリスク
歯を一本失っただけと軽く考えてはいけません。
歯が抜けた空間をそのままにしておくとお口の中のバランスが少しずつ崩れ始め、やがてはドミノ倒しのように次々と新たな問題を引き起こす原因となります。
起こりうる問題
周囲の歯の傾斜・移動
失った歯の両隣の歯が空間に向かって倒れ込んできます。
噛み合う歯の突出
失った歯と噛み合っていた向かいの歯が支えを失って伸び出してきます。
噛み合わせの乱れ
これらの歯の移動によってお口全体の噛み合わせのバランスが崩れ、特定の歯に過度な負担がかかったり、顎関節症を引き起こしたりする原因になります。
咀嚼能力の低下
しっかりと噛めなくなることで胃腸への負担が増加します。
顎の骨が痩せる
歯を失った部分の顎の骨は噛むことによる刺激がなくなるため、時間と共に少しずつ痩せていってしまいます。
インプラント治療はこれらの問題を防ぎ、お口全体の健康を長期的に維持するためにも非常に有効な選択肢なのです。
インプラント治療の仕組みと他の治療法との比較
インプラント治療とは歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント体)を埋め込み、それを土台として人工の歯を装着する治療法です。 チタンは骨と強固に結合する「オッセオインテグレーション」という性質を持っており、身体に非常に優しく、アレルギーの心配もほとんどありません。
他の治療法との比較
失った歯を補う代表的な治療法である「ブリッジ」「部分入れ歯」とインプラントにはどのような違いがあるのでしょうか。
| 比較項目 | インプラント | ブリッジ | 部分入れ歯 |
|---|---|---|---|
| 他の歯への影響 | 他の歯を削ったり負担をかけたりしない | 両隣の健康な歯を大きく削る必要がある | バネをかける歯に負担がかかりその歯の寿命を縮める可能性がある |
| 噛む力 | 天然の歯とほぼ同じ力で噛める(約80%) | 天然の歯の約60%程度の力 | 天然の歯の約20〜30%程度の力 |
| 見た目の自然さ | ご自身の歯と見分けがつかないほど自然に仕上がる | 連結した歯になるため見た目に不自然さが出ることがある | 金属のバネが見えてしまうことがある |
| 装着感・違和感 | 顎の骨と一体化するため違和感が全くない | 連結部に汚れが溜まりやすく清掃が難しい | 異物感が大きく発音しにくい場合やガタつきが出ることがある |
| 長期的な安定性 | 顎の骨が痩せるのを防ぐ効果がある | 支えの歯が虫歯や歯周病になるリスクが高い | 支えの歯や歯茎の状態によって作り直しが必要になることが多い |
このようにインプラントは初期費用こそ他の治療法より高額になりますが、周囲の歯の健康を守り長期的に安定して使用できるという点で、お口全体の将来を考えた場合に非常に優れた治療法であると言えます。
東海林歯科が約束するインプラント治療における6つの安心
インプラント治療は外科手術を伴う高度な専門性が求められる治療です。 だからこそ私たちは患者様が抱えるであろう不安を一つひとつ解消し、心から安心して治療に臨んでいただくための体制を整えています。
1. 安全性の根幹を支える「歯科用CT」による精密診断
インプラント治療の成否は手術前の診断で決まると言っても過言ではありません。
当院では治療に先立ち、必ず歯科用CTによる撮影を行います。
従来のレントゲンが二次元的な平面画像であるのに対し、CTは三次元の立体画像でお口の中を再現できます。
これにより顎の骨の厚みや高さ、硬さといった状態はもちろん、神経や血管の正確な位置まで、ミリ単位で詳細に把握することが可能です。
「見えない部分を見る」ことができるCT診断はインプラントを安全かつ正確な位置に埋め込むために絶対に欠かすことのできない工程です。
2. 眠っている間に終わる心と身体に優しい「静脈内鎮静法」
「手術が怖い」「痛いのは絶対に嫌だ」
インプラント治療を躊躇される最も大きな理由がこの手術に対する恐怖心です。
当院ではすべてのインプラント手術をこの「静脈内鎮静法」という麻酔法を用いて行います。
これは点滴によって鎮静薬を投与することでうたた寝をしているような、あるいはほろ酔い加減のような非常にリラックスした深い鎮静状態を作り出す方法です。
意識が完全になくなる全身麻酔とは異なり呼びかけには応じることができますが、治療中の記憶はほとんど残りません。
「気づいたらあっという間に手術が終わっていた」というのがほとんどの患者様の感想です。
私自身、この静脈内鎮静法に関して25年以上の経験を持っており、処置中は生体情報モニターで全身の状態を厳重に管理しますので、心から安心して手術を受けていただけます。
3. 世界的に信頼されるインプラント体の使用
インプラントは一度お身体の中に入れたら何十年と使い続けるものです。
だからこそその品質と信頼性には徹底的にこだわる必要があります。
当院では世界有数のシェアを誇り、長年にわたる豊富な臨床データと研究実績を持つ「ストローマン社」のインプラント体を主に使用しています。
世界中の歯科医師から信頼されているインプラントを使用することは長期的な安定性を確保し、万が一の際の部品供給といった面でも患者様にとって大きな安心につながります。
4. 骨が少ない難症例にも対応する「再生療法」
歯を失ってから長い時間が経過している場合などインプラントを埋め込むために十分な量の顎の骨が残っていないことがあります。
そのような場合でも当院では「GBR法(骨誘導再生法)」をはじめとする骨の再生療法を用いることでインプラント治療を可能にできるケースが数多くあります。
これは特殊な膜を用いて骨が再生するためのスペースを確保し、自家骨や人工の骨補填材を移植することで骨の再生を促す技術です。
5. すべてを含んだ明確で安心な費用体系
インプラント治療は自由診療であり費用が高額になるため、その内訳が不透明であることに不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
当院ではそのような不安を払拭するため明朗な費用体系を採用しています。
当院のインプラント治療費には通常は追加費用となりがちな以下の項目がすべて含まれています。
- 歯科用CTを含む精密検査・診断
- インプラント埋入の手術
- 静脈内鎮静法
- 院内技工士が作製する白い歯(上部構造)
治療を始める前に必ず総額を明記したお見積書をお渡しし、ご納得いただいた上で治療を進めますので、後から予期せぬ費用が発生することはありません。
6. 治療後も続く「5年保証」と生涯を見据えたメンテナンス
インプラントは治療が終わったらそれで完成ではありません。
むしろそこからがその歯を生涯にわたって健康に維持していくための新たなスタートです。
当院では安心して治療を受けていただくためにインプラント治療には5年間の保証制度を設けています。
そしてこの保証を支えるのが治療後の定期的なメンテナンスです。
インプラント自体は虫歯にはなりませんが、手入れを怠ると歯周病と同じようにインプラントの周りの組織が炎症を起こす「インプラント周囲炎」になるリスクがあります。
ご自身の歯と同様に、あるいはそれ以上に日々のセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを継続することがインプラントを長持ちさせるための絶対条件なのです。
インプラント治療完了までの流れ
当院でのインプラント治療は安全性と確実性を第一に考え、以下のステップで慎重に進めていきます。
1. カウンセリング・精密検査
まず患者様のお悩みやご希望を詳しくお伺いします。
その後歯科用CT撮影を含む各種検査を行い、お口全体の状態を正確に把握した上で最適な治療計画をご提案します。
2. 1次手術
静脈内鎮静法のもと顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込みます。 手術時間は本数にもよりますが通常1〜2時間程度です。
3. 治癒期間
埋め込んだインプラントが顎の骨としっかりと結合するまで通常2ヶ月から6ヶ月程度の治癒期間を設けます。
この間、必要に応じて仮歯を装着します。
4. 2次手術
インプラントが骨と完全に結合した後歯茎を小さく切開してインプラントの頭の部分を露出し、人工の歯を連結するための土台(アバットメント)を取り付けます。
5. 歯の型採り
人工の歯(上部構造)を作製するための精密な型採りを行います。
この情報を基に院内技工士が患者様のためだけの一本を丹精込めて作り上げます。
6. 人工の歯の装着
完成した人工の歯をアバットメントに装着し噛み合わせの最終調整を行います。
これでご自身の歯のように噛める新しい歯が完成です。
7. メンテナンス
治療後は3ヶ月から半年に一度の定期検診にお越しいただき、インプラントの状態や噛み合わせ、お口全体の清掃状態をチェックします。
失われた歯を取り戻し豊かな食生活と輝く笑顔を
歯を失うという経験は食事の楽しみを奪い、人前で話したり笑ったりすることへの自信。
38年以上にわたるインプラント治療の経験。
そしてそれを支える精密な医療機器と日本トップクラスの歯科技工士との連携。
私たちが持つ知識、技術、そして情熱のすべてを注ぎ込み患者様一人ひとりにとって最善の結果を追求することをお約束します。
「自分もインプラントができるだろうか」「費用はどのくらいかかるのか」
どんな些細なことでも構いません。
まず皆様のお悩みや希望をお聞かせいただくことからすべては始まります。
どうぞ安心してご相談ください。
